始める前に知っておこう!車中泊マナー

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車中泊の人気が高まるにつれて、残念ながらマナー違反も目立つようになり、問題視されるケースが増えています。
その結果、道の駅などで車中泊が禁止される場所も増えているのが現状です。
周りの人たちも、自分自身も、そして車中泊という文化そのものが快適に続くために、ぜひマナーを守りましょう。
キャンプ行為の常態化
道の駅や公共駐車場は「休憩施設」であり「キャンプ場」ではありません。しかし、以下のような行為が散見されます。
- テーブルや椅子、タープを広げる: 駐車場でくつろぐために、キャンプのように屋外に道具を広げ、バーベキューをしたり飲食をしたりする。
- テントの設営: 車の横にテントを張るなど、完全にキャンプサイトのような状態にする。
- 外部電源の無断使用: 施設の外にあるコンセントを勝手に利用して、電化製品を使用する。これは「盗電」にあたる可能性もあります。
ゴミ問題
最も深刻な問題の一つです。
- ゴミの放置・不法投棄: 車中泊で出たゴミを駐車場内や施設内のゴミ箱に捨てていく。特に、家庭ゴミを持ち込んで捨てるケースが問題視されています。道の駅のゴミ箱は、あくまで施設内で出たゴミのためのものです。
- 生ゴミや汚水の処理: カップ麺の残り汁や生ゴミなどを、トイレや洗面台、敷地内にそのまま捨てる。グレイタンク(生活排水を貯めるタンク)の水を無断で排水するケースも報告されています。
騒音問題
周りの利用者の迷惑になる騒音を出す行為です。
- アイドリング駐車: 夏場のエアコンや冬場の暖房のために、エンジンを一晩中かけっぱなしにする。騒音だけでなく、排気ガスによる環境汚染、一酸化炭素中毒のリスクもあります。
- 大声での会話や宴会: 夜間にもかかわらず、複数人で集まって大声で会話したり、宴会を開いたりして騒ぐ。
施設の不適切な利用
本来の目的とは異なる利用方法で、施設の運営に支障をきたすものです。
- 洗面台での食器洗い・洗髪: トイレの洗面台で食器を洗ったり、髪を洗ったりする。本来手洗いのための場所であり、生活排水を流すことは施設の配管を詰まらせる原因にもなります。
- 施設での洗濯物干し: 施設内の手すりなどに洗濯物を干す。
- 長期間の滞在(連泊): 道の駅などの休憩施設に何日も連泊し、事実上居住しているような状態になる。
駐車マナーの悪さ
他の利用者の妨げになる駐車方法です。
- 複数台分の占有: 大型キャンピングカーなどで駐車枠をはみ出して停めたり、仲間同士で駐車枠を不必要に広く使ったりする。
- 身障者用スペースや大型車スペースの不適切利用: 一般車両が身障者用スペースや大型車用スペースに駐車する。
- 出入口付近の占拠: 施設への出入り口に近い場所を陣取り、他の利用者の通行を妨げる。

これらのマナー違反が横行すると、結果として多くの場所で車中泊が禁止されたり、駐車場が閉鎖されたりする事態に繋がります。
駐車場所の選び方
どこに泊まるかは、車中泊の第一歩であり、最も重要なマナーでもあります。
道の駅やSA/PAは宿泊施設ではないので、連泊・長期滞在は行わないようにしましょう。
一番安心なのは、RVパークやオートキャンプ場など、車中泊が許可されている施設です。有料ですが、トイレや水場、電源などが整っている場所も多く、安心して快適に過ごせます。
安全面から、人通りが少なく、街灯もまばらな場所での車中泊は避けましょう。防犯上、非常に危険です。
周囲への配慮
公共の場所を利用させてもらう以上、周りの人への配慮は不可欠です。
これが最も基本的なマナーです。エンジンをかけっぱなしにすると、排気ガスや騒音で周りの人に大きな迷惑をかけてしまいます。特に夜間は、静かに過ごせるよう必ずエンジンを切りましょう。
出たゴミは、自分で持ち帰りましょう。道の駅などのゴミ箱は、家庭ゴミを捨てる場所ではありません。次に利用する人が気持ちよく使えるように、来た時よりもきれいにする意識が大切です。
夜遅くや早朝は、周りの人が休んでいる時間です。車内でのおしゃべりや音楽の音量には気をつけ、静かに過ごすよう心がけましょう。
テーブルや椅子を広げたり、洗濯物を干したりするなど、必要以上に駐車スペースを占有するのはやめましょう。他の利用者の迷惑になりますし、駐車場側の運営にも支障が出ることがあります。
車中泊を愛する人が今後も楽しく安全に旅を続けるためにも、一人ひとりが意識的にマナーを守ることが何よりも重要です。
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